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世界最小種のネコ科 [番外・ネコ科の動物]

野生のネコとしては、クロアシネコという種が世界最小といわれています。平均体重1.6kg、体長36cmから52cm+尻尾が15cmくらいとかなり小型ですね。チワワよりも少し大きいくらいでしょうか。
南アフリカ共和国、ナミビア、ボツワナ、あとは僅かですがジンバブエにも生息しています。住んでいる場所はカラハリ砂漠のような半砂漠地帯やサバンナ地帯。
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あまり一般的ではない猫さんですが、実は2011年に国際自然保護連合からレッドリストに登録されている絶滅危惧種の猫さんなのです。
体毛は薄茶色から黄褐色で黒い斑点があります。見た感じちょっと丸顔のベンガルみたいな?(あくまで私の印象です)名前の由来はそのまま、足の裏側が真っ黒だから。英名も「Black-footed Cat」といいます。どんだけ真っ黒なんでしょうか?
クロアシネコは野生の猫さんですから、当然夜行性ですのであまり見かけることができません。日中はトビウサギの巣穴、岩とか低木の陰、シロアリの塚などに隠れているそうです。
サイズ的に普段の獲物はネズミや小鳥、爬虫類、昆虫といったものが主となりますが、自分の体重よりも重いガンやノウサギの仲間を捕まえることもあるそうです。エネルギー消費がかなり高いのでとても大食漢です。一晩のお食事量、約250g。これは自分の体重の6分の1に相当する量です。60kgの人だと10kgのお肉を食べている計算になります。フードファイターですね。
小さくてもさすが野生。普段の気性ははちょっとでも人が近づくと逃げようとするシャイなものなのに、追いつめられると獰猛になり反撃してきます。南アフリカでは別名「アリ塚のトラ」と呼ばれているそうです。模様はヒョウ柄ですが。
カラハリ砂漠ではキリンを狙って襲うこともあるといいます。凄いですね。
先述したとおり、絶滅危惧種ですので残念ながら現在、日本の動物園では飼育されていません。アメリカの動物園には60匹程飼育されていて、繁殖活動をしているそうです。フィラデルフィア動物園では夫婦のクロアシネコが飼育されていて、2014年4月にこの動物園では初めての子猫さんが生まれたのですが、可愛すぎて顔が緩んでしまいますよ。

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