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猫の食事を出しっぱなしにするのは良いのか悪いのか [猫の食事]

猫の食事を出しっぱなしにするのは、絶対にダメ!というわけではありません。いくつかの気を付ける点を押さえておけば、出しっぱなしでも問題ないと思います。
猫さんの飼い方を調べると、出しっぱなしはあまり推奨されていないようですが、その辺の理由も踏まえて、猫さんの食事のあげ方についてお話ししたいと思います。
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猫の食事を出しっぱなしにするのはいけない事なのか


猫さんに食事をあげる時、どうしていますか?
飼い主さんの食事時間に合わせている、一日二回で時間を決めてあげている、お皿に盛っておいて猫さん任せ。色々あると思います。飼い主さんの生活スタイルにもよると思いますし、猫さんの性格にも左右されますから。
猫さんの食事を出しっぱなしにしてはいけない理由としては、
・風味が落ちて味が変わるし、痛んでくる。
・口の中の雑菌がフードに付着して衛生面で問題が出る。
・猫さん本来の食欲が把握しずらくなる。
・多頭飼いの場合は、月齢の違う仔を迎える時や将来療養食が必要になった時などに不都合が生じる。
・それぞれの猫さんの食事量が把握できない。
等々。正しいことだと思いますし、反論する気もありません。が、単頭飼いの猫さんで、普段の食事はドライフードで、飼い主さんが不在がちだったら。一定の量の食事を出しっぱなしで、食べるタイミングは猫さんにお任せって選択肢もありだと思うわけです。ちなみに、うちの猫さんは基本出しっぱなしスタイルです。
本当に出しっぱなしが猫さんの為にならない食事の与え方なのか、もう少し詳しく見ていきたいと思います。

猫の食事は出しっぱなしにしないで時間と回数を決める


一般的には「子猫の時には一日四回、成猫になるまでに徐々に減らしていって最終的には一日二回」と言われています。
きちんと決まった時間に食事をあげて、もしも食べなかったら、三十分から一時間程様子を見て、片付けてしまいます。食べ残した場合も同様。この方法を続けていれば、猫さんの方も食事を出されたときに食べないと片付けられてしまうと理解して、食べるようになるのだとか。
猫さんの様子を見ていつもと変わらなければ、一日くらい食事を抜いても平気なのだそうです。ただし、二、三日経っても食事を食べないようなら、早急に病院へ。
この食事の仕方のメリットは、猫さんにムラ食いをさせないことで、猫さんの食事量が把握しやすくなり、体調管理にも役立つこと。また、獣医さんによっては、一定の空腹な時間を作ってあげることも猫さんの身体には必要な事としている方もいるそうです。
更に、猫さんの尿は通常は弱酸性から中性なのだそうですが、食事をした後はアルカリ性になるのだそうです。アルカリ性になると下部尿路疾患(尿路結石や膀胱炎)にかかりやすくなるといわれ、回数を二回から三回に決めることで、アルカリ性に傾く回数が抑えられて、発症リスクが抑えられるともいわれます。
デメリットはというと、食事が出ているうちに食べておかないといけないと、猫さんによってはドカ食いまたは丸呑みしてしまい、後で吐き出すことがあります。一日の必要量の半分のフードって、結構な量ですからどうしても食べきれない猫さんも居るのです。

猫の食事はある程度の量を置き餌として出しっぱなしにしておく


うちの猫さんの食事スタイルです。
あらかじめ、一日の食事量のフード(ドライフード推奨)を密閉容器に計っておきます。うちでは食品用の乾燥剤も一緒に入れています。一口、二口残すかな位の量をお皿に入れておきます。出掛ける用事のある時は多めに入れておくこともあります。後は残ったフードを適当に足してあげるだけ。夜寝る時にお皿に残っている分は処分してしまいます。昼間お留守の飼い主さんは、夕方までの分をお皿に入れておいてあげればいいと思います。フードの酸化を心配される方もいらっしゃると思いますが、何日も出しっぱなしにするわけではないので、そこまで神経質になることもないと思います。
この食事の仕方のメリットは、猫さんのペースで食事できること。ムラ食いはあまり良い食事方法とは言えないと思いますが、もともと猫さんはちょっとずつ気の向いた時に食事をしていた生き物です。食事がお皿に常時入っているからと言って、一日中食べているわけではありません。ほとんど寝て過ごしている猫さんだっています。寝ている間は当然、胃も空っぽになるでしょうし。
デメリットは、ウェットタイプの食事には向かない事。さすがに生の食事をいつまでも出しておくのは、衛生的によくありませんし猫さんも身体を壊してしまいます。
また、前述のとおり食事の回数が増えることで尿がアルカリ性になっている状態が増えて、下部尿路疾患の発症リスクが出てきます。ただ、この病気のはっきりした原因というものは分かっておらず、フードの種類によってはpH調整のされているものもあるので、そういうのを選んであげればリスクも減るのでは、と思います。

猫の食事は出しっぱなしでも悪くない


猫さんの性別、性格。飼い主さんの生活スタイルと主食としてあげる食事の種類、生活環境によって決めて下さい。これじゃないとダメってことはないと思います。代々のうちの猫さんも大きな病気もせず、そこそこ長生きしてくれましたし。
ただし、出しっぱなしにしても食事の管理はきちんとしてあげる事。何日分もをお皿に出しっぱなし、というのはさすがにダメです。そして、スタイルを決めたらあまり変更はしない方が良いと思います。食事の方法を矯正するのは大変ですし、猫さんにもストレスになりますから。
以下、参考までに。
ウェットタイプの食事は一回食べきりが良いですし、下部尿路疾患は去勢・避妊した猫さんや雄猫さんが罹りやすいそうです。
Gの付く黒い生き物が生息している地域やお宅では、ドライフードといえども出しっぱなしは良くないです。
自動給餌器を使えば、二十四時間最大五回まで設定可能なものもあるそうです。

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